ボランティアへのとりくみ

東日本大震災に係わる札教組のとりくみ

2019年度のとりくみ

福島原発事故による避難児童生徒支援

東京電力福島第一原発事故から一定の期間が経過していますが、依然として多くの被災者が避難生活を余儀なくされ、事故の収束・廃炉の見通しも立たず、子どもの甲状腺がんの増加をはじめ、不安・苦悩は長期化しています。事故発生後、子どもの健康を守り「放射能で子どもを汚したくない」との一心から北海道、札幌市へ自主避難してきた人たちは、今も精神的・経済的に厳しい生活を強いられています。

札教組は、避難児童・生徒の学習支援として、「NPO法人みみをすますプロジェクト」を主催者とし、2013年度から8月と1月の2回、『長期休業中短期集中学習会「元気塾・ユニオンハート」』を開催、また、2014年からはスキー指導を行う「ユニオン・スキースクール」のとりくみも行っています。2019年度の「元気塾・ユニオンハート」は夏休み中の8月8日・9日、冬休み中の1月9日に夏・冬休みを通算し2日間行い、1月10日には藻岩山スキー場において、「ユニオン・スキースクール」を行いました。

「元気塾・ユニオンハート」は、参加した児童・生徒からは「家ではなかなか集中して勉強できなかったけれど、「『ユニオンハート』では、しっかり集中して勉強することが出来て良かった」「勉強だけではなく『お楽しみタイム』もとても楽しかった」という感想が述べられました。「ユニオン・スキースクール」については、最初は不安と緊張でいっぱいだった子ども達が徐々に自信を付け、生き生きとした笑顔で「楽しかった!」とロッジに戻ってくる様子が見られ、半日の活動はあっという間に終了しました。保護者からは深い感謝の意が述べられ、ボランティアで参加した組合員からもこのとりくみについて高く評価されました。

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